● 根
田七人参の根は太く多肉質で倒円すい形または円柱形であり、こぶ状の突起がある。表面には灰黄色のコルク層がある。根は主根、支根と側根に分けている。田七人参は普通主根のことを指す。
● 茎
田七人参の根茎は地上部分と地下部分という二つの部分がある。地上部分は「剪口」と呼ばれ、根の上端にあり、冬を越える時は根茎から散り、根茎上は茎痕が残リ、その茎痕によると田七人参の年齢がわかれる。
● 葉
田七人参の根葉は小葉が葉軸の左右に羽状に並んだ羽状複葉(うじょうふくよう)で、卵を逆にしたような倒卵形、または長皮針形をしている。葉の先が鋭く尖っていて、細く密にぎざぎざの切れ込みが入ったきょ歯縁をしている。
● 花
花は実から開花まで2年間が必要で、複散形花序で、50~80輪の小さな花がついている。
● 果実
田七人参の果実は赤くて核状の漿果であり、多数は腎臓のような形または球形であり、少数は三つの小枝のような形もある。田七人参は2年目から開花してから実を結び、果実の実る期間は10月~12月にある。